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【JGAP】農場の見える化について
こんにちは。
兵神ファーム栽培担当のNです。
先月JGAP穀物の更新審査とJGAP青果物の維持審査が完了しました。
田植え時期の審査を!ということで5月に審査を行ってもらいました。
今回で4回目の審査ですが毎回緊張して1か月前から記録の確認を繰り返してしまいます。
農場の見える化というと
IoTを駆使して、ハウスの温湿度や換気扇の運転状況などのハウス環境や
生育状況のデジタル管理をイメージされる方のほうが多いのではないでしょうか?
今回はそんな農場の見える化ではないほうの
JGAPを行っていない人でも実践できる見える化をご紹介します。
そもそもGAPとは・・・?
GAPとはGood Agricultural Practiceの頭文字を取ったものであり、
直訳すると「よい農業のやり方」となります。
農林水産省では農業生産工程管理と呼んでいます。
詳しくは日本GAP協会のHPをご確認ください。
兵神ファームのJGAPへの取り組み
水耕栽培では基本的には周年で栽培して毎週収穫毎週定植がベースになります。
そのため農産物のトレーサビリティ管理となると
- いつどこから種を購入して
- いつ種まきをして
- いつ定植して
- いつ農薬を使用して
- いつ収穫して
- どこに出荷したか
という流れになります。
※肥料の管理は機械での濃度管理なので省略しています。水耕栽培の良いところです(‘ω’)
これに対する記録は
- いつどこから種を購入して →種子の記録
- いつ種まきをして →播種の記録
- いつ定植して →定植の記録
- いつ農薬を使用して →農薬使用記録、農薬入出庫記録
- いつ収穫して →収穫の記録
- どこに出荷したか →出荷の記録
となり毎週となると結構な量になってしまいます。
兵神ファームでは収穫時に播種、定植、収穫、出荷の記録を
まとめて残すようにしています。
そこで重要な役割をしているのが栽培台に貼っているラベルになります。
このラベルにいつ種をまいて、いつ定植して
どのロットの種で、その週に定植された何枚目のパネルなのか
という情報が詰まっています。
収穫後に栽培台に貼っているラベルを回収すると
記録が残せるようになっています。
必須!というわけではありませんが
この野菜はいつから育てているのか?が
担当者がその場にいなくても
ノートやホワイトボードが近くになくても
野菜のすぐそばで栽培状況が確認できるようになっています。
小さな見える化ですが
シンプルじゃないと継続できない!
というのが4年間JGAPを行ってきて重要なポイントだと感じています。
JGAP指導員の資格を取得したスタッフが在籍しておりますので
ご導入いただいたユーザーにはJGAPの考え方をベースにした
栽培技術サポートを行っております。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
今回の記事を読んで、当社の設備に興味を持たれた方は、定期的に水耕設備の見学会を行っておりますので
是非一度見学会に参加してみて下さい。