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【栽培試験】水耕×オクラ栽培 始動!!!
こんにちは、兵神ファーム栽培担当のSです。
先月から試験栽培を始めた、NFT水耕栽培でのオクラ栽培についてお話したいと思います。
水耕栽培でオクラ?変わった組み合わせだな。と思われるかもしれません。
はい、、私もそう思います。。
しかし、以前試験モロヘイヤの時もそうですが、先入観を捨てた先に新しい水耕栽培の形が見えてくると思っています。
私のモットーは【先入観は捨てて実践あるのみ】です。
2/15に種まきを行い。2/22に出芽を確認しました。
オクラの発芽を良くするコツとしては、種まきをする前に1晩水に浸け置きしてください。
これで発芽率はかなり違ってくると思います。
オクラの発芽適温は25~30℃程度必要になります。
今回は25℃の室内で発芽を行いました。
発芽率も発芽の揃いも十分な結果となりました。
3/5に定植を行いました。セルトレイで育苗したのですが、ちょっと株間が狭かったのか少し徒長していますね。
4/5の画像になります。1ケ月経つと茎もしっかりしてきて、全体的にドシッと腰の据わった印象になってきました。
花蕾(画像:赤丸部分)もこの時点で確認できました。
花が咲くのが楽しみですね。開花前の蕾も天ぷらにするとおいしいらしいです。
実も含めて早く食べたいですね。
オクラ栽培の挑戦はまだまだ始まったばかりです。
今後も定期的に栽培状況をアップしていきますのでお楽しみに!
最後にオクラについての豆知識をひとつ
オクラを作っていると、葉の裏や茎に透明な丸いツブツブしたものを見つけることがあります。
虫の卵と勘違いされそうになりますが、このツブツブはムチンと呼ばれる複合タンパク質の一種になります。
このムチンはオクラの粘りの成分の一つです。
この粒は虫の卵ではないのでご安心下さい!
ただし、このツブツブの中に虫の卵が紛れている可能性もありますのでご注意下さい!笑
このムチンがなぜ葉の裏や茎の体外に排出されるのかは、調べる限り研究されている資料を見つけることは出来ませんでした。
それと葉の裏や茎にはたくさんのムチンの粒が見られますが、オクラの実の表面にはなぜか発生しないようです。不思議ですね。
それではまた!
最後まで読んで頂きありがとうございました。
今回の記事を読んで、当社の設備に興味を持たれた方は、定期的に水耕設備の見学会を行っておりますので
是非一度見学会に参加してみて下さい。